正直に言います。
社会貢献という意味合いでは、元気でんきはまだまだ足りていません。これから、もっともっとお役に立つ会社にならないといけません。
と言うのも、元気でんきは「スーパーありがとう」レベルのサービス開発を目指しているのです。
ただの「ありがとう」ではありません。「スーパーありがとう」です。まあ、照れくさい言葉だし、あまり格好良くないかもしれません。でも、ストレートな表現の方が伝わることもあります。
「スーパーありがとう」とは、その人の人生を一変させるような強烈な体験を伴った「ありがとう」のことです。それこそ命を救うような、そんな強烈なサービス提供を、私たちは未熟ながら追求しているのです。
そういう意味では、当社は社会貢献と胸を張るには「まだまだ」と考えています。
とは言え、現状の私たちにだって「できることはある」ということで、小さなことからコツコツと取り組んでいます。
昨今の夏季の猛暑においては気温が35度以上に上昇することもまれなことではなく、熱中症、脱水症のリスクが懸念され、エアコンがない環境は時に命にかかわります。快適な温度での生活は大切な権利だと私たちは考えているのです。
毎年のようにエアコンがない室内環境での熱中症事故や、冬季の厳しい寒さによる事故などのニュースを耳にし、「私たちに何かできることはないか?」と考えました。
結論。私たちの商品である「中古エアコン」を無償提供することが、私たちのできることであると考えました。
2018年の8月より、「中古エアコン無償提供事業」として被災者の皆様、またはエアコンが設置されていない学校などの公共施設に対して、無償にて中古エアコン本体をご提供する取り組みをしています。
本来であれば、こうした寄付的な行為は人知れず密かにやるのが好ましいと心得ております。
しかしながら、次のような理由により、私たちの「エアコン・アクション」を広め、多くの皆様に知って頂けるよう活動しております。
第一に、寄付金とは異なり、エアコンという大きな品物を必要とされる場所にピンポイントで届ける必要があるという点。
第二に、当社の力だけでは、必要とされる方に「無償エアコン提供」をしているという事実をお知らせすることが困難であるという点。
以上の点から、「中古エアコン無償提供事業」を「エアコン・アクション」と名付け、広く告知させて頂いております。
決して高みから寄付するといった意味合いではなく、「困った時はお互い様」「自分たちにできることでご協力する」という意図から本事業を企画いたしました。
また、当社としては一過性の取り組みではなく、今後もエアコンが必要ながら何らかの理由により導入できない方々を支援する事業の継続を考えております。世の中ではまだ使えるエアコンが廃棄されていく「もったいない」現実がございます。不要な方から必要な方への橋渡しができるよう、それが継続的な取り組みになるよう今後も努力していきます。
ただ、残念ながら、当社の告知不足で、まだまだ無償提供のお申し出は少なく、毎年安定してご提供できていない状況にあります。この点はおおいに反省点であり、今後の課題です。
とは言え「エアコンアクション」のような非日常的な業務ではなく、日常的な業務で皆様のお役に立つことが一番だと考えているのです。
例えばエアコン。たかがエアコン、されどエアコン。夏場に故障すれば、昨今の猛暑では大げさではなく命に関わります。
でも夏場はご要望がいっぱいで、なかなか工事が手配できないこともあります。一方でお客様が、妊婦様だったり、ご高齢者だったり、赤ちゃんがいらっしゃったりと、待ったなしの状況も沢山ございます。
そんな時、当社の社員のアイディアで「スポットエアコン(扇風機のようなもの)」の貸出をはじめました。エアコンが故障し、ただちに修理や交換ができない時。ご高齢者のご自宅まで、当社のスタッフが車や電車でお届けに伺ったりして、急場をしのぐことがございます。これもささやかではありますが、日常的な社会貢献なのかもしれません。
いずれにしろ当社は、将来的に「スーパーありがとう」が頂戴できるようなサービス開発を目指しています。
現在企画中なのは、ご高齢者様やお身体が不自由な方に向けた、専用のIOTサービスの開発です。これらの商品は大きな売上や利益にはならないかもしれません。しかし、大きな喜びはご提供できると革新しています。
当社はまだまだ未熟です。ですから社会貢献はまだまだです。でも、できることから1つ1つ行っています。